自殺大国 日本

もう9年連続で年間自殺者が3万人を超えているそうですね。
これはアメリカの倍の人数だそうです。
とくに最近では若い年齢層での自殺者が増えていて、心理カウンセラーの人曰く、『自分の生きる意味や存在価値が見いだせない』ってことに加えて、うつ病が増えているとのこと。
企業は不正しまくりで、ずさん極まりない政治。無差別冷血バラバラ殺人に給食費を払わない無責任な親。
どうしてこんな国になってしまったんでしょうねぇ？
そういえば、『自分の生きる意味や存在価値が見いだせない』なんて、僕も若い頃はかなり悩んで、哲学的なことから心理学や宗教、科学、オカルト的なものまでひろく浅くだけど、その手の本を読みあさったものです。
結局のところ、目に見える世界だけで物事を考えると、やっぱり、自分どころか人間そのものの存在価値なんて、今の僕でも見いだせないです。頼りになるのはお金だけ・・ってなことになります。
生まれてこなければ、楽しいことを味わえないかわりに、苦しいことも経験しなくて済む。そもそも生まれて来なければ、悩みもなければ、悩む意識すら無い。何にも無い。それでいいじゃんってことになります。
それじゃぁあんまりだから、宗教というものが生まれてきたんでしょうね。
僕が思うに、宗教団体はいらないけど、やっぱり宗教心は必要かなぁと思います。
キリスト教や仏教でなくても、自分で作った自分に都合のいい宗教でもいい。ちゃんと魂が存在して、神様が存在して、生きる意味があるんだって・・。
そんなものは無くて、死んだら土に帰るだけ・・。だから生きてる間くらいは精一杯楽しもう・・・っていう人もいますが、まぁそれはそれで一つの宗教心かな。
目に見える世界のことも重要だけど、目に見えない世界のことで、親と子が話し合えたらいいかもしれませんね。
僕は親とそんな話はしませんでしたが、絵やアニメ、音楽や映画・・。そんな作品から感じ取ったのだと思います。
ということで、日本という国は、生きて行くのに直接必要無いってことでアートを軽視する人がいますが、本当は一番必要ってことが言いたかったわけ。
物理的に生きていても、心がなければ本当に生きてるって言えないんじゃないの？って言いたかったわけです。
だから僕が描く絵は、目に見えない世界を描いているつもりです。本当か嘘か？ってことよりも、僕はこう信じる・・。だから僕は生きていけるんだ・・という世界であり、宗教心のあらわれなのです。
僕のテーマ。善と悪。悪の存在にも意味を見いだして、悪の存在すら肯定できる心。それが『美しい』の本当の意味。

はぁ・・・。今日も眠れなかったので、こんなこと書いてみました。さぁ、このまま絵を描く作業に入ります。