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屋久島の日常風景写真を添えてお届けする田舎暮らし日記です。
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むか〜し、NHKスペシャルで『脳と心』という番組をやっていました。
科学、宗教、心理学・・・未だに謎に包まれた神秘的な存在、そして僕の最大の関心ごと『人間とは?』がテーマだっただけに、僕は毎回食い入るよに番組を見ていたのでした。
その関心の度合いは、お金の無い時代にかなり高価であった本まで買いそろえたくらいでした。今でも大切に実家で保存しています。

その中で、ある夫婦のことが紹介されていました。
脳梗塞かなんかの病気で自分で歩くこともできず、人相も人格も何もかも変容してしまった奥さんを、全てを投げ打って旦那さんが看病する姿です。

本には、縦に二枚の写真が並んでいました。
上段には、奥さんが元気な時代の二人並んだ姿。
奥さんはとても上品そうな人でした。

下段には、奥さんが車イス姿で、旦那さんがにっこりとした表情で奥さんに寄り添っている姿でした。
旦那さんは、奥さんが健康だった頃よりも、ずっと和やかで優しそうな表情に変わっていました。

僕はその二枚の写真を見て、涙が溢れ出たのを覚えています。
それ以来、僕の心の中にその二枚の写真がずっと住み続けているのです。

二人とも死ぬまで健康でいられたらそれにこしたことはありません。
でも、どちらかがこの奥さんのようになったとしたら、はたして、自分は全てを投げ打って相手の看病ができるだろうか?

自分も含めて、今の若者は自分にとって都合のいい相手探しをしているような気がしてなりません。
僕は、その旦那さんのようになれるのだろうか?
その覚悟ができるのだろうか?
逆に、自分に対してそのような覚悟をしてくれる人があらわれるのだろうか?

なんでこんな事を書いたかというと、バーベキューの席でそんな会話になったものですから。(笑)

ちなみに、とある方には、『今からそんな覚悟する必要は無い。』って言われました。
『実際、そうなったら人は変わっていくから・・』とのことでした。
実際、それに近い経験をされた方の言葉だっただけに、う〜ん・・と納得してしまいました。
僕は考え過ぎてたのですね。
それにしても、それ以前の相手すらいない僕には全てが未知の世界ですが、
今、お相手のいる方は、死ぬ気で相手を想い合ってくださいね。
大きなお世話でした。(笑)
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プロフィール
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うえだまさのぶ
性別:
男性
自己紹介:
2000年8月に屋久島に移住しました。
趣味だった絵で生計をたてています。
最近は動画を作って遊んでます。
『keiアニメーション動画サイト』も見てください。
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